子供への栄養食品の必要性について
子どもに栄養補助食品を与えてもいいものなのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。医師の橋本がお答えいたします。
ひとつの手段として有用
栄養補助食品は、子どもにとってとても有用です。
というのも、子どもって、少食だったり、偏食だったりしますよね。
でも、大人のように「これは体にいいから食べよう。」なんていう理屈はないのです。
だからといって、病気というわけではないので、薬を処方されるわけではありません。
そこで、なるべく自然な形で栄養素をプラスできる栄養補助食品を与えることは、ひとつの手段としてとても有用です。
成長過程では、やはりカルシウムの栄養補助食品がお奨めですか?
カルシウムだけでなく、栄養のバランスを考えて摂ることが理想です。
ただ、ファストフードやジュース、加工食品などを多く食べているお子さんの場合、保存料として入っている「リン」が体の中に溜まりやすくなります。
それを排出するためにカルシウム成分が必要になるので、そのようなお子様は積極的なカルシウム摂取がおすすめですね。
ジュースなども飲まないようにしているというご家庭もありますが、ある程度の年齢になると外で食べたり、飲んだりしてくるので、管理しきれませんよね。
完璧な栄養バランスを続けるというのは難しいので、自然な形でサポートできればいいですね。
毎日の食事のメニューに、魚介や海藻類など不足しがちなミネラルを多く含む食材を取り入れ、子どもが食べやすいように工夫してバランスを取りながら、必要に応じて栄養補助食品をプラスして、上手に利用するのがいいと思います。