サプリメントについて
サプリメントといっても、いろいろなタイプがありますが、そもそもサプリメントとはどういうものなのでしょうか
ご質問ありがとうございます。医師の橋本がお答えいいたします。
サプリメントは薬ではありません
サプリメントは、形状から勘違いされそうですが、お薬ではありません。
サプリメントという言葉には、不足している栄養素を補給するという意味があり、その意味の通り、食事で不足してしまう栄養素をサポートするためのものです。
サプリメントと異なり、医薬品と呼ばれるものは、効果が国によって認められたものになります。
ですから、サプリメントと医薬品は異なるものです。
ひとくちにサプリメントといっても、その種類の幅はとても広いため、どんな目的で作られたものなのか、しっかり見極めて摂ることをお奨めします。
いろんなサプリメントがあって選ぶのが難しいときはどうしたら?
現在、いわゆるサプリメントと呼ばれるものは非常に増えており、見極めるのは難しいですよね。
そこで、そのサプリメントを作っている会社自体が信じられるものかどうかなどを調べるのも、選ぶための参考基準になります。
そのサプリメントだけを売っているのか、いろんな取り組みをしている会社の商品なのか、成分や製法にはこだわっているのかなどです。
例えば、子どもに与えるためのサプリメントなら、子ども向けの取り組みがある会社の方が、成長過程で必要な栄養素に着目して開発していることが考えられますよね。
総合的に判断して、信頼できるものを選定するようにしましょう。
サプリメントをどのように取り入れればいいでしょうか?
必要な栄養素が手軽に補えるのがサプリメントの良いところなので、子どもに必要なものをプラスするというイメージで取り入れるといいですよ。
例えば、牛乳やお魚が嫌いなお子様にはカルシウムが摂れるサプリメント、野菜が苦手なお子様には、ビタミンや食物繊維が摂れるサプリメントなど。
また、あれこれいろんなものに手を出し過ぎないことも大切。
普段の食事を、3日分くらい専門家に見てもらうことで、不足しがちな栄養もわかるので、心配なら相談するのもいいですね。
まずは、「何を食べているのかな」と、食事内容を意識することが大切です。
基本的なことですが、食べたものから体が作られるので、よい食習慣をつけたいですね。